先月報道されていた
ワタミの宅食の正社員が月175時間残業をさせられており、元参議院議員の渡邉美樹氏が代表取締役会長及びCEOをつとめる「ワタミ株式会社」に対して、高崎労働基準監督署から残業代未払いに関する労働基準法37条違反の是正勧告が出されたというニュースが報じられました
「ホワイト企業」宣伝のワタミで月175時間の残業 残業代未払いで労基署から是正勧告(今野晴貴) - 個人 - Yahoo!ニュース
↑Yahooニュースの記事です
貼った記事の中に、ブラック企業の新しい手口が見えてきました
冒頭で書いた正社員の人はワタミの宅食の営業所所長さんですが、ワタミの宅食の配達員さんは個人事業主扱いなんですよね
個人事業主と正社員・契約社員・派遣社員・パートタイマー・アルバイトでは違う点があります
正社員や契約社員だと基本給があって月給制や日給月給制の場合が多いですし
パートタイマーやアルバイトでも時給制の場合が多いです
個人事業主の場合は完全歩合制の場合が多いです
どれだけ働いても契約又は売り上げが無いと企業から報酬が貰えません
リンク先のYahooニュース記事で
配達員は労働基準法の適用される労働者として扱われず、最低賃金が適用されていないため、「報酬」は非常に低い。利用者の家を1軒回るごとに支給されるのは122円
というような記載がありますね
例えば正社員・契約社員・派遣社員・パートタイマー・アルバイトの場合はコロナ禍だったり台風だったりで売り上げが無い日でも出勤して勤務時間あればその分だけ月給や時給等の給与が貰えますが
個人事業主の場合はいかなる状況下においても、売り上げが無いなら報酬が一切貰えない
もう1つ気になったのは
正社員・契約社員・派遣社員・パートタイマー・アルバイトの場合は勤務時間内の業務で怪我や病気になった場合、労災申請が出来ます
しかし個人事業主の場合は労働中に怪我や病気になっても労災自体がありません
ブラック企業の新しい手口は私が思ったことは
個人事業主で雇って、売り上げに応じた報酬(しかも低価格の報酬設定)にして通常時は安く働いてもらって、コロナ禍や台風の日のような売り上げが見込めない場合は報酬を払う必要が無い
勤務時間内に怪我や病気しても労災で補償する必要も無い
すごくブラック企業が悪用する労働契約の形態ですよね
これを流行らせようとする動きがブラック企業経営者や政財界で増えるだろうなと私は危惧しております
個人事業主契約全部が悪いわけではないです、プロ野球選手などのプロスポーツ選手も個人事業主です
プロスポーツ選手の場合は成績が良ければ高報酬になる場合もあります(参考までに書くと、2020年の巨人菅野智之選手は推定年俸6億5千万円)
これらのプロスポーツ選手じゃなく、どう頑張っても低報酬になりえる労働契約しているパターンの個人事業主の場合を指してこの記事を書いてます
リンク先の記事のケースだと
管理しているのは正社員(労働基準法違反の働かせ方させられてる正社員)
配達員として低報酬で何かあっても補償が無く働かされる個人事業主
これで1つの事業所を運営していく
経営者の利益の為だけに労働者を使い潰していく
私の場合ならどんなに貧困でもブラック企業で働きたく無いです
ブラック企業しかこの世に無くて、餓えて人生終了するかブラック企業で働くかの二択なら迷わず餓えて人生終了を選択するくらいの意思が私にはあります、それぐらいブラック企業で就労するのは今の私には無理です
私は過去にブラック企業勤務した経験があります
実録、ブラック企業の乗馬クラブスタッフ(その1) - 35歳限界説な男の人生記録
実録、ブラック企業の乗馬クラブスタッフ(その2) - 35歳限界説な男の人生記録
実録、ブラック企業の乗馬クラブスタッフ(その3) - 35歳限界説な男の人生記録
実録、ブラック企業の乗馬クラブスタッフ(その4) - 35歳限界説な男の人生記録
去年末、ブログ記事に更新しましたがブラック企業勤務すると長時間拘束やパワハラ・人格否定もありますし
危険な業務も命じられますし、過労死する場合もあります、私は過労死が近いようは身体の症状が出ましたので退職しました
過去にブラック企業に苦しめられたので私はブラック企業を許さないし、この世から根絶して欲しいと強く思ってます!
ブラック企業を根絶するには、その企業に従業員が入社しないのが大事であると私は考えてます、労働者が居るからブラック企業が成り立ってしまっている
こうゆう事例のニュースはいろんな人に周知出来るのが大事、知る人が増えたらブラック企業に入社する人は減ると思うので。
ブラック企業を根絶する世の中になり、不幸な労働者が減るようになって欲しいと私は願います
Yahooニュースの記事に書いてある労働者がこれから先の人生が良くなりますように…